ハウンドがパーセプターをびっくりさせるはなし

(Mon)

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例えば私が人間で彼がロボットだったら、彼は人間になりたいと願うのだろうか、とか。例えば彼がロボットで私が人間で、そのとき私はロボットになろうと願うことが出来るのだろうか、とか。結局は考えても意味のないことなのだ、私はロボットで彼は人間なのだから。ハウンドは手に持った書類を机の上で揃えて、研究室に向かった。自分一人しかいない廊下に、足音が響く。いつか、スパイクが横に並んで歩いたときに聞いた、軽快でリズミカルな足音を思い出す。頭の中だけで響かせているその音を踏みつぶすように、重い金属の機体を支える足音が、廊下の奥まで響いた。真っ直ぐ前を見ると、丁度廊下の奥のライトが消えている。立ち止まると、最後の足音の残響がしつこく全身を撫でるようだった。それが消えきらないうちに、手の中の書類の束を持ち直して、また歩を進める。

目指す研究室は、その廊下の突き当たりを曲がったところにあった。

「パーセプター、ほら、この資料だろう?」
ほとんど音も立てずに、姿を消すようにドアが開く。いつも何かしら耳障りな音が響いている(ほとんどがホイルジャックの仕業だったが)研究室は、けれど今日は不思議なほどに静かだった。そのせいもあるのか、一人大きすぎる机にむかうパーセプターの後ろ姿が、いくらか寂しげに見える。寂しげ、という表現は果たして合っているんだろうか。ふとそう考えて、その背中をもう一度眺める。けれどその思考も全く無駄なものなのだ。自分の無駄な癖に苦笑いを浴びせてから、まだその背中が振り向いていないことに安堵してから、研究室に入っていく。扉は音も立てずに閉まった。

≡≡≡

ハウンドが完全に中に入って扉が閉まっても、それに気がついていないのか、パーセプターは相変わらず、いつもは猫背気味の背中を無理矢理に高い机に合わせて、作業を続けている。時折その手元から、かちゃりと金属が軽くこすれる音がした。ハウンドが無意識に、薄く顔をしかめる。

「…おおい、パーセプター」

「っうお」







トイストーリーの頭なのにロボット書こうとしたらでもやっぱり書けなかったので ぼ つ !





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